不登校は心の病と密接な関係がある
フリースクール・通信制サポート校であるRe学院には不登校もしくは不登校だった生徒が多いのですが、不登校と心の病とは密接な関係があります。
今回は発達障害・ギフテッド以外の心の病の特徴と不登校との関係性について説明します。
うつ病(抑うつ障害)
特徴
持続的な悲しみや興味・喜びの喪失、疲労感、集中力の低下、自己評価の低下、食欲や睡眠パターンの変化などが見られます。
不登校との関係
学校でのストレスや人間関係の問題、学業成績へのプレッシャーなどが原因でうつ病を発症し、その結果学校に行けなくなる場合があります。また、長期の不登校状態が続くことで社会的孤立感や自己評価の低下が進み、うつ病を引き起こすこともあります。
不安障害
特徴
日常生活のさまざまな出来事や活動に対して過度な不安や心配が持続的に生じる状態。突発的な強い不安や恐怖感(パニック発作)が繰り返し起こることもあります。
不登校との関係
学校での出来事や将来への不安が増大し、学校に通うこと自体が大きなストレスとなり、不登校に繋がることがあります。
適応障害
特徴
生活環境の変化やストレスフルな出来事に適応できず、情緒的または行動的な問題が生じる状態。
不登校との関係
新しいクラスや学校への適応、友人関係の変化、家庭環境の変動などに適応できず、不登校となるケースがあります。
強迫性障害(OCD)
特徴
繰り返し生じる強迫観念やそれに対処するための強迫行為が見られる。
不登校との関係
強迫行為に多くの時間を費やすことで学校に行く準備ができなかったり、学校での生活が強迫観念を刺激するために通学が困難になることがあります。
心的外傷後ストレス障害(PTSD)
特徴
トラウマ的な出来事を経験した後、その記憶がフラッシュバックし、不安や回避行動、過敏性が持続する状態。
不登校との関係
学校でいじめや暴力、事故などのトラウマ的な経験をした場合、その場所や状況を避けるために不登校となることがあります。
摂食障害
特徴
食事や体重に対する異常な関心や行動が見られ、身体的・精神的健康に影響を及ぼす。
不登校との関係
自己評価の低下や身体イメージの歪み、他者からの評価への過度な意識が学校生活を困難にし、不登校に繋がる場合があります。
これらの病は不登校だけなく、発達障害やギフテッドの特性によって引き起こされることもあります。
日常生活の中で、お子さんが何かしらストレスを抱えている様子がある際は見逃さないでください。