STEM教育とスタディサプリ

STEM教育の導入
Re学院(りがくいん)はSTEM教育を導入しています。
STEM教育とは、科学(Science)・技術(Technology)・工学(Engineering)・数学(Mathematics)を中心に学ぶことで国際競争力のある人材を育てる教育システムのことです。
発達障害(LD/ADHD/自閉症スペクトラム)やギフテッド(2E)の特性で不登校(登校拒否)になったお子さんには、科目を絞り込むことは有効な手段です。
ところが、世の中には「遊びから入るSTEM教育」が蔓延っております。
「遊びから入るSTEM教育」は、子どもたちの興味を引き出し、探究心や協働スキルを育てるという点で大きなメリットがあります。
一方で、基礎理論の習得不足や学習成果の可視化の難しさといったデメリットも存在します。
例えば、ロボットを動かすときに「動いたからOK」として終わってしまい、モーター原理や電流の仕組みなどに踏み込まないケースや、単に「ロボットを完成させた」という成果は見えるものの、「数学の関数概念をどれだけ理解したか」という学習成果が見えないという難しさがあります。
そこでRe学院では、「遊びから入るSTEM教育」ではなく、基礎理論から学ぶ「理系科目を重視したSTEM教育」を行っています。
STEMコースのカリキュラム
STEMコースでは数学・物理・化学・情報などを中心に学ぶことができ、将来役立つ実践的な技術や知識を身につけることに力を入れています。
カリキュラムは自由選択となるため、発達障害(LD/ADHD/自閉症スペクトラム)やギフテッド(2E)の特性に合わせて得意科目は先取りし、苦手科目はじっくりと学ぶことが可能です。
しかしながら、特性に個別最適化したやり方で進めなければ、意味がありません。
分からない問題については担当講師がアコモデーション(合理的配慮)を踏まえた指導方法によって解説します。
※STEM教育に魅力を感じない場合、一般教養をバランスよく学ぶ、リベラルアーツコースを選択することができます。
個別最適化したアコモデーション(合理的配慮)
学習障害/限局性学習症
学習障害(LD)/限局性学習症(SLD)と一口にいっても、特性が様々なので、特性に個別最適化した支援を行います。
- 識字障害(ディスレクシア)
識字障害(ディスレクシア)で文字の読み取りが苦手な場合は、「読み上げ機能」で問題文を音声で読み上げ、内容の理解を重視します。
- 書字障害(ディスグラフィア)
書字障害(ディスグラフィア)で書くことが苦手な場合は、回答方式を選択式もしくは口頭にし、書くことの負担を減らします。
- 算数障害(ディスカリキュリア)
算数障害(ディスカリキュリア)で、算数の概念が理解しづらい場合、まず具体物を使って具体的にイメージさせ、そこから図(準具体物)を使って感覚を養っていきます。
ADHD・自閉症スペクトラム
ADHD(注意欠如・多動性障害)やASD(自閉症スペクトラム)の場合、ワーキングメモリに弱点がある場合が多いです。
このワーキングメモリは、短期記憶だけでなく、集中力の持続や複雑な情報の処理に影響が出ます。
複雑な問題については、分解し、各要素を一つずつ解説し、その後に統合します。