通信制高校での「オンライン文化祭」や「生徒会活動」への参加形態

発達障害(LD/ADHD/自閉症スペクトラム)・ギフテッド(2E)の通信制オンラインスクール・フリースクールRe学院の不登校ブログ

参加は自由だからこそ「やってみたい」が芽生える。イベントの企画・運営側でリーダーシップを発揮するアプローチ

行事への参加が自由な環境だからこそ、エネルギーが回復した子には自発的な意欲が芽生えます。曖昧な交流が苦手でも、役割が明確なイベントの「運営側」であれば無理なく参加可能です。動画編集やプログラミング等の得意なITスキルを活かして仲間から感謝される経験は、自己肯定感を高めます。テキストでのやり取りを通じて協調性やプロジェクト管理力も育まれ、将来の社会参加に向けた大きな自信となります。

  • 明確な役割で参加しやすくなる: 曖昧な交流が苦手でも、担当タスクが明確な運営側なら参加のハードルが下がる。

  • 得意なITスキルで自己肯定感を向上: 趣味や過集中で培ったプログラミングや動画編集等の技術が頼られ自信になる。

  • テキスト文化で協調性を育む: 自分のペースで発言できる環境により、無理なくプロジェクト管理や協調性を学べる。

通信制高校オンラインスクールでは、全日制のような体育祭や文化祭といった行事への参加は基本的に「自由(任意)」です。集団行動や予定外の出来事、大きな音が苦手な発達障害(ASDやADHD)、ギフテッド(2E)のお子さんにとって、この「参加しなくてもいい」という安心感は何よりの救いになります。

しかし、心が十分に休まりエネルギーが回復してくると、「誰かと何かを作ってみたい」「自分の得意なことを活かしたい」という意欲が自然と芽生えることがあります。そんな時におすすめなのが、オンライン行事での「企画・運営側(裏方)」への挑戦です。今回は、オンラインでの生徒会活動やイベント運営がもたらす成長のチャンスについて解説します。

1. 「お客さん」より「運営側」の方が参加しやすい特性

雑談などの「ルールのない曖昧なコミュニケーション」が苦手なお子さんにとって、ただ参加者としてオンラインイベントを楽しむのは意外とハードルが高いものです。 しかし、「特設HPを作成する」「配信のタイムキーパーをする」「告知用の動画を編集する」といった明確な役割(タスク)があると、俄然動きやすくなります。自分のやるべき目的とルールがはっきりしているため、不安を感じることなくコミュニティに参加できるのです。

2. ITスキルや「過集中」が頼られる強みに変わる

オンライン文化祭やeスポーツ大会の運営、オンライン生徒会の活動は、パソコンのスキルや論理的な思考力が大いに活きる場です。 プログラミング、イラスト制作、動画編集、データ管理など、普段ご家庭で一人で没頭している趣味(過集中)が、そのままイベントを成功させる「最大の武器」になります。「〇〇さんの作った動画、すごくカッコよかった!」「システムを作ってくれて助かった!」と仲間から感謝・称賛される経験は、傷ついた自己肯定感を飛躍的に高めてくれます。

3. テキストベースのやり取りで無理なく協調性を育む

対面での会議は、その場の空気を読んだり発言のタイミングを図ったりと、特性のあるお子さんには高度なスキルが求められます。しかし、オンラインの企画会議はチャットツール(テキスト)や共有ドキュメントが中心です。 自分のペースで思考を整理してから発言できるため、非常に合理的(アコモデーション)な環境と言えます。自分の意見を伝え、他者の意見とすり合わせるという安全な経験を通じて、自然とプロジェクトマネジメント力や協調性、さらにはリーダーシップまでもが育まれていきます。

まとめ:強制されない場が、本当の主体性を引き出す

「学校行事は強制されて嫌々やるもの」という固定観念を手放しましょう。通信制高校のオンラインイベントは、逃げ道が用意されているからこそ、子どもたちは自分の意志で一歩を踏み出すことができます。

オンラインでのイベント運営は、「対人関係の安全な練習」と「ITスキルの実践」を兼ね備えた最高のソーシャルスキルトレーニング(SST)の場です。「裏方の主役」として活躍する経験は、将来の社会参加に向けた揺るぎない自信へとつながっていくはずです。

通信制オンラインスクールRe学院では学校行事はなく、スクーリングだけとなります。