ギフテッド(2E)とは何か

ギフテッドとは

ギフテッドとは特定分野に特異な才能のある児童のことで、概ねIQ130以上のお子さんが該当します。

ギフテッドには「英才型」「2E型」の2種類があります。

英才型は全般的に高い知能を持つ、いわゆる”天才児”です。

周囲から見ても非常に優秀に見えるため、才能を伸ばすための機会にも恵まれます。

一方、2E型は「二重に特別な(Twice exceptional)」という意味で、”得意な分野では突出した才能”を示すのですが、”苦手な分野では発達障害(LD/ADHD/自閉症スペクトラム)の特性”を持ちます。

2E型は得意と苦手のギャップによってマイナス面の印象の方が強くなり、才能に気づかれず、単なる発達障害とされる場合が多いです。

私たちはギフテッドの中でも2E型のギフテッド支援に力を入れており、2Eに対応したアコモデーションを行うことが可能です。

ギフテッド特有のトラブル

ギフテッドには才能がある一方、その能力特有のトラブルが発生します。代表的なものが「過度激動(Overexcitabilities=OE)」です。

OEはギフテッドが刺激に対する並ならない反応を示すことをいいます。

「精神運動性」「知覚性」「想像性」「知性」「感情性」の5つの分野があり、特に想像性、知性、感情性において反応が強いお子さんは、定型発達のお子さんに比べて日常生活を深く体験し、楽しみも苦しみも激しく感じます。

また、OEによって脳に大きな負担がかかり、ギフテッドは一般の人間より疲れやすい傾向があります。

過度激動の例

精神運動性知覚性想像性知性感情性
身体的多動だけでなく、話すスピードが速い、話が一気に飛躍する、頭が働いて眠れない、という精神的多動を示します。
頭の回転が速いという印象を与える一方、落ち着きがないという印象も与えます。
増長した知覚意識を持ち、まぶしい光、大きい音、匂い、触感など感覚器官に与えられた刺激に過剰に反応します。
鋭い感性は、優れた美的感覚に繋がる一方で、神経質や感覚過敏にも繋がります。
強い想像力を持ち、枠にとらわれない独創的な考え方をし、白昼夢を楽しみ、前夜見た夢にも過剰に反応します。
隠喩などの詩的表現に優れますが、その一方で注意力散漫と見られます。
知識とロジック、新しい意味を渇望し、疑問を追求し、理論的な分析や真実を探求します。
そのため高度な科学・ドキュメンタリー番組を好んで見たり、頭脳パズル、知覚・論理ゲームを好むなど、一般的なギフテッドの特徴です。
激しく劇的な感情を持ち、物事に深く感情移入し、愛着心、責任感、自省意識も非常に強いです。
感情の種類と幅が大きく、定型発達のお子さんより楽しみ、より悲しみ、より腹立ち、より驚き、より恐れ、より共感するという特徴を持ちます。

発達検査の数値状は問題がなかったとしても、「精神運動性」「知覚性」「想像性」「知性」「感情性」の問題は発生していませんか?

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